学生団体の幹部のみが参加できる学生団体「全国学生サミット(@GakuSummit)」が主催で、コピーライターの長谷川 哲士さん(@aseetsu)をお招きしての月例会を開催しました。
コピーライターが考えた「落ちないES」と広告プランナーが考えた「自分の広告術」というテーマでお話いただきましたので、今回の記事では月例会で長谷川さんがお話された内容をまとめました。
僕は日本のコピーライターの代表です。
長谷川さんがどう言ったことをされた方か知らない皆様のために、簡単にご経歴をまとめると、
長谷川さんは日本のコピーライター(株式会社コピーライター)の代表として話題になるコピーを考えている方です。
これまでされてきたお仕事はこんな感じ。
(松任谷由実さんの「恋人はサンタクロース」を思い浮かべながら読んで欲しい、)元カレにもらったプレゼントを売って、シャネルのバッグを買うという広告。
「#和歌山の10代投票率を日本一にしよう」というプロジェクト。こちらはテレビにも取り上げられています。
そんな日本のコピーライター代表の長谷川さんに今回、「落ちないESの書き方」を切り口として言葉の楽しさを伝授してもらいました。
だ調クラブ卒業
以前、就活のESを大量に添削するイベントをしていた時に出したESに関する結論は、
だ調クラブを卒業すべきということ。
例えば、「私はサークルのリーダーだ。」というのではなく、「私はサークルのリーダーを務めています。」という方が良い。
なぜなら、「だ調」だと、その書き手の「人間性」が見えないから。
そもそも企業の人は応募者を落としたくて落としている訳ではありません。・・・・・・・。・・・たぶん。
しかし、採用担当者は「だ調」の文章を見た瞬間に、「ムリしてるな」「装ってるな」という気配を感じ取ります。すると、応募者に対しても「よくわからない人」という感想を抱くため、会いたいともおもわず、落としちゃう。
つまり、人間性を殺す典型例の「だ調」をやめるだけで、「会いたい」とまでは思ってもらえなくても、すくなくとも「落としにくい」ESは書ける。
だからまずは、だ調クラブを卒業しましょう。
じゃあどうやって書くの?
ではどういう風に書けばいいのか。ポイントは2つ。
【1】イメージは、目の前に採用担当者がいたとして、自分が声に出して読める文章になっているかどうか
これを意識するだけで人間性も出てくるし、かなり違いが出る。
【2】具体的に書く
(たぶん)よく言われるけど、具体的に書くということが大切。つまり、読んだ人の頭の中に映像が浮かぶように書くということ。
もちろん理由はそのほうがその人の人間性や人生が見えるから。
例えば、「バイトをやっていました」より、「豆腐屋でバイトをやっていました」の方が、「あー。冬の寒い時期でも冷水に手を突っ込んで頑張ってたのかなー。」と採用担当者は感じる。
例えば、「私は面倒見のいい人間です。」と言うのではなく、「『ミホは面倒見いいよね』と友達によく言われます。」と言った方が、「ミホ」という名前が入っているだけでその人が生きていると言うことを再認識してもらえる。
すっごく当たり前のことだけど、なん百枚というESを読む採用担当者に対して、「わたしの人生や人間性」を感じて貰うことがすごく大切。
ここまでが、「落ちないES」の書き方。
自己PRはつくるもの
よく「どうやって自己PRすればいいんですか」と聞かれるのですが、自己PRは作っちゃえばいい。
友人に菊池良さんという表現者がいます。彼は9年前に就活生だったとき「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」という自己PRサイトを公開して、50社以上からオファーが来ました。
菊池さんのように自己PRはつくるのがおすすめ。本日の最後に、僕が就活生だったらやる企画をいくつかご提示するので、真似しちゃってください。
・上場企業20社のお祈りメールまとめ
・すべての面接である質問をしたときの回答一覧
・面接官に「ご自身にキャッチコピーをつけてください」と言った結果まとめ
・面接官に「転職するならどこにしたい?」と聞いてみた
・ZOZOの新卒採用面接にZOZOスーツで行ってみた
最後に
本日は長谷川さんをお招きしてイベントを行いましたが、定期的にこういった面白いイベントを開催していきます。
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