こんにちは、インターン生のまっすーです。
突然ですが、女性の方、特に今就活している女性の方へ質問です! でん!!!
みなさん、将来はどんな風に仕事をしたいと考えていますか?
「バリバリ働き続けたい。」
「子供もつくりたいな、一姫二太郎でマイホームでゆるっと過ごしたいな。」
「いやはや、仕事は捨てがたい……。」
「でも実際のところ、仕事と家庭は両立できるのかな、わからないな。」
こんな風に迷っている方、いらっしゃるのではないかと思います。
結論、私は働けるときは働こうと思っています。20代はこき使われてやろう、なーんて思ったり。
でもちょっと前まで「私にバリバリ働くなんて無理なんじゃないか?」と揺らいでました。
でもでも! 記事書いてる今は、やっぱり働いてやろうじゃないか、と明るい希望をもっています!(笑)
今回は、ある漫画との出会いで、私の気持ちが吹っ切れた体験をご紹介します。
「結局のところ、私は将来どうなりたいんだ……」
先日、「20代は実家に帰らず、働けるだけ働くかも」と伝えたら、電話越しで父親にこんな風に言われました。
「実家に帰ってきて手伝ってくれ」
「そんなんじゃ結婚なんてうまくいかねえぞ、生きおくれるぞ」
「早く孫の顔を見せてくれ」
うーん、えっと、、
仕事を夢中でやっていたら父親の願いはかなわず、忠告通りに「生きおくれ」て後悔するハメになるのか……?
確率は高くなるかもしれない。
(※実際、我が母校は女性の社会進出度が著しい記録を誇っている。ただし、それに比例して激しい晩婚化と離婚率を極めている。実際在学中、将来、結婚生活を営んでいるのは、全生徒の25%という説が高校の校内を駆け巡っていました。)
やはり、「社会での活躍」と、「円満な生活」は、トレードオフなのか……?
なんだか漠然と不安になってきました。
気づけば私も21歳。好きなおつまみはビーフジャーキー。宅飲みの買い出しで「ビーフジャーキ~~~」なんて叫んだら男友達にどんびかれる、そんな干物な女。それでも、これから10年先を女性としてぼんやり考えてみたくもなります。
やりたいと思ったことに向けてこのままひた走る先に何があるのだろうか?
父親の願いをかなえることはできるのか?
後悔しないだろうか?
うう~ん、わかんないな……
「20代のうちはバリバリ働こう」という覚悟がゆらぎます。
果たして私は「これでいいのだ~」と言いきって最期を迎えることはできるのか?
考えてもわからないから、とりあえず漫画読んで現実逃避しよう。
むきいいいいいいい、もう! 知らない!!!!
考えるだけ無駄だああああ、漫画読んで現実逃避してやるぅ!!!
そんな調子で本屋の棚をあさりまくる。
ええ、あるだけ、爆買いしてやりました!
お財布は空、ロックだろ!!!(涙目)
はい、ということで同期の野呂さんのバイブル、働きマンを買ってみました。
周りが就活に明け暮れている中、わたしはベッドにダイブして漫画を開きます。
「働きマン」のあらすじ
松方弘子28歳、週刊JIDAIの女性編集者。寝食を忘れ、たとえプライベートを犠牲にしても仕事に没頭する彼女は人呼んで『働きマン』。松方と個性豊かな編集部員たちは、「働くとは何か」日々悩みながらそれぞれの仕事、人生と向き合っていく。
引用:amazonより
ツイッターでの賞賛の声
実際読んでみて、私自身、ゾクゾク感が終始止まらなかったです……!
私のおすすめポイントを紹介する前に、ひとまずツイッターではどのように言われているか覗いてみましょう。
働きマン面白いなぁ〜
これ初めて読んだときは松方さん年上だったのに、いつの間に追い抜いてもーた。
本気で仕事してる人はかっこいい。— ちこ (@nochiko0704) 2016年4月5日
働きマンの二話らへんまで読んだ。面白い。群像劇はキャラがたどった足跡同士が擦れあって光るとこが好きだな。で、すばるの批評四十選みたいなのも昼立ち読みしたら、小林秀雄を評して言説の磁場を俯瞰する視野をクリアなロジックでもって表現したというようなことが書かれてあってさ、憧れたな。
— 丈原 (@take111142000) 2016年1月18日
働きマンを久々読んだ。
学生の時以来。
むっちゃ色々と共感するところがあり過ぎて困る。— serizawa (@AJ2AJ2AJ2) 2016年6月17日
働きマンを読むとかっこいい、刺激的、面白いという声が目立ちますね、ふむふむ。
それでは、ここからはわたしが「働きマン」でぜひみなさんにおさえていただきたいポイントを3つご紹介しましょう!
【ポイント①】松方から伝わる「仕事のリアル」。
出版社のめまぐるしいリアルな現場。とにかく速い。プライベートそっちのけで、どこにいても仕事が追っかけてくる日々。そのスピードにノリノリで「男モード」でやりきって完全燃焼している松方もいれば、時にはスピードにのまれてやらかしてヘコむ松方もいます。一言でまとめれば、「圧巻」です。
キャリアウーマンでバリバリ働きたい!と思っている方は、このスピード感にわくわくすること、間違いないでしょう。
【ポイント②】とにかく名言が転がっている
松方や仕事仲間の仕事に対する情熱を感じられる名言が、多数転がっています。
特に女性として、仕事に身をささげる覚悟をして常に全力で仕事に挑んでいる松方が各話でぽろっとこぼす一言には、じーん、、、と胸を打たれます。ここで、3つ松方の名言を取り上げてみました。
【1】「仕事以外のスキルって上がってんのかな」
28歳になってくると、周りは結婚ラッシュ。友人の結婚式に招待されたとき、周りの花嫁に対するこまやかな心遣いを目の当たりにして、仕事ばかりで他のこと、何もやってないな、と自分の女性としての在り方に疑問を持った時の一言。耳が痛い。。。
【2】「なんで仕事で立ち直ってんだってハナシですよ」
4年間付き合った彼氏に振られた後、泣きながら仕事でその悲しみを埋め合わせたときにぽろっと出た一言。 友達に慰めてもらったり、趣味や旅行で癒されたり、新しい恋を見つけたり、いくらでも他に立ち直る方法はあるのに、なんで仕事に帰着するかな、と、自分に対して素朴な疑問を投げかけています。
【3】「あたしは仕事したなーって思って死にたい」
部下に、「仕事しかない人生だった」と後悔するのは嫌だという態度をとられた時の一言。確かにそういう考え方も認める。でも、それでも「仕事したなーと思って死にたい」と自分の中で松方は結論を出します。仕事に対する熱意と覚悟を感じられる一言でしょう。
【ポイント③】主人公だけじゃない、出てくる人、それぞれが「働きマン」。
「『働きマン』ってこの表紙の女性のことを指してるんでしょ?」
そう思った方、半分正解で半分不正解です! みなさん、「働きマン」は主人公のことを指すワードだと思っていませんか? 実はこの漫画にはいろんな形の「働きマン」が登場します。
仕事に何を求めて働いているのか、何のために働いているのか、どうやって働くか。人の価値観はバラバラで、それぞれに信念があります。たとえば、松方のように寝食忘れ、女である以前に、私は仕事人だと男らしく仕事に取り組む人もいれば、自分が休む時間はちゃんと取りながら仕事じゃないとあり得ない!という価値観を持つ人もいますし、「女である」という武器を利用して仕事の成果を上げようとする女性もいます。
この漫画は、主人公・松方の視点を通じて、そのような一緒に働くひとの考え・生き方もリアルに描いています。
まとめ
いかがでしたか? 私はこの漫画を読んで、世の中の様々な「働きマン」を発見することができました。
確かに、父親の言うことも、もっともです。なんとなあ~く嫌いでもない仕事を続けてそこそこプライベートも充実している未来も悪くないです。それでも、夢中になって取り組める仕事に就くことはやはり私にとって捨てきれない道だと結論付けました。夢中に取り組んでやりきっていたら後悔もしないだろうと思います。
そして、「きっと働いててもなんとでもなるだろうし、幸せは絶対掴んでやるんだから」などと妙に明るい展望を立てられるくらいには立ち直りました! 案外ちょろいぞ、私!
さて、「今働きマンってどの巻まで進んでるの?」と思った方、残念ながらこの作品は、4巻で休載に。。。しかしながら、この4冊には作者である安野さんが伝えたかった「働くとはなにか?」が随所に詰まっています。
ある巻の巻末で安野さんはこんな言葉を残しています。
「ただ、がむしゃらに働くだけが、働きマンではないんだと最近思っています。」
あなたもいろんな働きマンを見ながら、一度将来について立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか?
購入はこちらから
引用元:【MOYOCO ANNNO】
【URL】http://annomoyoco.com/comics/hataraki-man/
参照元:【ツイッター】
【URL】https://twitter.com/