こんにちは、まっすーです!
18卒の方は、サマーインターンの時期か……なんて思っている方もいるのではないでしょうか? かく言う私も18卒。予定ではもうあと2年で社会人。正直言って今のゆるゆるした大学生の自分が社会人になるのが全く想像できません、ひいい。
社会人って学生のどんなところをNGと感じるのでしょうか? 今回は「学生にありがちなマナー違反」を人事に携わっている3人にインタビューしてみました。
「え、僕 / 私に限ってそんなマナー違反しないよ?」
そう思ったあなた、要注意です。人事って案外何気ないところ、見ています。私は結論、見事にやらかしポイント満載でボロボロになって帰ってきました……(死)
今回インタビューに応じてくれた3人はこちら
田場さん:社会人1年目。長期インターンシップを経て、インデンに入社。担当はWebマーケティング。また、インターン生時代からインターン生の採用や最近では新卒の採用業務にも携わっている。通称、歩くレッツノート。
野呂さん:まっすーと同じ3回生。1回生からインデンのインターンシップに参加。以来採用業務を担当。正直、同い年とは思えないたくましさは圧巻。地元ネタを振ると全力で弘前弁を話してくれるが本当に伝わらない。
ぐるぐるさん:大学院2回生。インターンシップ生。ちょっと前まで他社の採用業務を担っていた。最近は美容専門学校と京大とのコラボ企画を担当している。イメージはくまのプーさん。マイペース。
面接や説明会で見える、マナー違反4選
まっすー「今日はお集まりいただき、ありがとうございます。早速ですが、ずばり、面接をしていてこれはあ~だめだなあ、なマナー違反、思い当たることありますか?」
田場さん「そうですね……意識しているけれどできていないところをまとめると、大きく分けてこんな感じじゃないですかね。」
【2】時間・締切
【3】所作・振る舞い
【4】態度
まっすー「さすが歩くレッツノート……。仕事の速さは光ファイバー並みですね! それではそれぞれ、思うところをお聞かせ願えますか?」
野呂さん「あ~、【1】言葉遣いでいえば、よく一人称で『俺』を使っている男性を見かけます! これはかなり子どもに見えますね。ちなみに過去に自分の名前を1人称にしている方に出会ったことがあります、これにはびっくりしました(笑)」
まっすー「なるほど、確かにそれは友達と話すときの普段の自分を変に出しちゃっていますね。ちなみに【2】時間・締切はどうですか?」
田場さん「そうですね。まあ、面接の時間、約束の時間に無断で遅れるのはだめですね。さらに、もっとダメなのは遅れそうなときにメールで『10分遅れます』の連絡。すぐに気が付けないことが往々なので、正直これは『ウンザリ』です。急ぎの案件は電話でしましょう。」
まっすー「電話って緊張するので通話ボタンを押すまでのハードルが高いと感じます。また、企業側が忙しいからと遠慮してメールする人もいますが、当日、現場の社員さんからしたら、欠席や遅刻の連絡メールに気が付けず、無断欠席であれ?!って困ってしまうことがあるようですね。」
ぐるぐるさん「【3】所作・振る舞いに関しては、気を付けているつもりでも面接中に足組、腕組み、髪を触るなどしてしまう人が多いです」
田場さん「ちなみに知ってますか、まっすーさん。僕がインターンで面接官をしたとき、応募者のあなたは足組、腕組、髪を触るの3コンボでしたよ(笑)」
まっすー「!? 意識してなかったです。……思い返してみればそんな記憶もあったような。」
田場さん「面接中にされると案外記憶に残るんですよ。緊張すると、つい無意識に癖が出ちゃうんでしょうね。でもあまりよくは見えません。」
まっすー「今日そのことを伺えて私は幸せ者です……。以後気を付けます(瀕死)」
ぐるぐるさん「【4】態度に関しては、やはり『感謝や礼儀』がない学生が多いですね。たとえば会場に足を踏み入れた時、社員さんにあいさつできるかどうかって大切ですね」
野呂さん「あ~、それめっちゃわかります! 手渡しで資料を配布したときにお礼を言えている学生ってなかなかいないです」
田場さん「あとは、企業説明会の時に、ああ、人事の人は自分の時間を使って会場をセッティングしてくれているんだ、企業の方はわざわざここまで来てくださっているといったような謙虚さは大切ですね。よく横柄な態度でいらっしゃる学生さんを見ますが、あれはウンザリしますね」
【実は真逆の評価?!】良かれと思って学生がやりがちなマナー違反3選
まっすー「逆に何か良かれと思ってやっていることとか、あとは一般的に評価されそうだけど、実はう~んイマイチだなって思ってしまう学生の行動は思い当たりますか?」
田場さん「(無言でまとめた表を差し出す)」
まっすー「ありがとうございます(合掌)」
まっすー「なるほど。【1】硬すぎるはどういうことですか?」
ぐるぐるさん「真面目なのは悪くないです。むしろ良いことなのですが、それが度を超すと、イマイチですね。一緒に働けるかと言われたら、働きづらい(笑)」
まっすー「あまりに硬すぎると、いざ一緒に仕事をするにあたって話し合いなどもしづらい、という印象に繋がってしまうんですね。話しやすさ……コミュニケーションのしやすさっていうのは大きい評価軸にあるのですね。」
野呂さん「【2】ビジネス用語を多用は俗にいう意識高い系ってやつですね。」
まっすー「ビジネス用語バンバン出す人ってむしろ賢そうで頼りになりそうにも見えるのですが……。」
野呂さん「正直言ってカタカナばかり並べているひとって、結局何言っているのか相手に伝わってないんですよね。それよりも普通の言葉でコミュニケーションをとれる人のほうがぐっと魅力的です。」
ぐるぐるさん「『アサインしておいて』や『結果にコミットして』など連発されると何言っているんだ?ってなりますよね。賢そうに話されても、それが相手に伝えられなければNGです。」
田場さん「【3】約束の時間の30分前にやって来るに関していえば、早くても10分前、ちょうどいいのが5分前っていう感覚を持っていただきたい。遅刻をしたくない、早く会場入りすることで意欲的に見せたい、などの思いがあると思います。でも、企業のほうは30分前に会場の準備をしています。そんなときに学生が来たら無理やり会場に入れなければならなくなり、これもウンザリですね。」
まっすー「なるほど、前のトピックでも触れていることにも重なりますが、そういった行動は自分本位ですよね。結局相手側の気持ちや行動を思いやることができるかどうかが最重要なんですね」
ぐるぐるさん「最後に忘れないでほしいのはやっぱり素直さとか誠実さかな。多少言葉遣いが間違っていても、自分がどうしたいのか何を伝えたいのか、それが一貫していて一生懸命伝えようとしているように見えれば、多少マナーがなっていなくても、社会人は気にしませんよ」
田場さん「まあ、前のトピックで最低限は心がけていただきたいですけどね」
まっすー「お話、ありがとうございます。普段採用に携わっている方のお話をぶっちゃけて聞く機会はなかなかないので、勉強になります!」
まとめ
いかがでしょうか? もちろん言葉遣いなどは慎重にすべきですが、それよりも大切なのは相手を思いやる心のようです。何事も結論、コミュニケーション、つまり相手にきちんと伝えられるかどうか。
そしてそれと同時に最低限、ビジネスの世界では約束を守ることは必須で、急なトラブルがあってもうまく対応できなければ信用は一気になくなります。ここが学生と社会人との大きな境目といっても過言ではないでしょう。