少し早めのメリークリスマス!だーつです。
皆さん、クリスマスまで2週間を切ってますよ!。
そこで皆さん、このツイートをご存知でしょうか。
私が4年前に見つけて、面白くて思わずリツイートしたものです。
サンタは1年のうちクリスマスしか働いていないと思っていたが、社会人になってからどうもそうじゃなさそうだと気づいたので、年間業務スケジュールを予想してみた。業務規模を考えるとたぶん今日も働いてるぞアイツ。 pic.twitter.com/CkzvBoZI
— ジェット・リョー (@ikazombie) 2012年12月25日
4年前はただ発想が面白いとしか思いませんでしたが
長期インターンを経験した今、このサンタクロースの仕事量を考えると
できるビジネスマンと重なるところがあるのではないか
と感じます。
そこで今回は
クリスマスに子どもたちにプレゼントを配るという仕事を実現するために
サンタクロースが持ち合わせる3つのビジネススキルを
追っていきたいと思います!
【1】納期管理:プレゼント調達(約半年かけて)
まず注目すべきはプレゼント調達です。
このツイートのサンタクロースは
10億人の子どもたちへのプレゼントの調達を4月から12月にかけて行っています。
これを実現できているサンタクロースの
ビジネススキル①は納期管理です。
もう1度調達スケジュールを見てみると
5~6月 子供のリストアップ(10億人)
7月 子供の素行調査
8~11月 おもちゃ手配
1日単位・時間単位でどのくらいの納期を切っているのかを
子どものリストアップ段階において
もっと深く切り込んでみようと思います。
2ヶ月間内に10億人の子供のリストアップとなると
(1ヶ月20日出勤10時間労働と推定)
1日で2500万人の子供たちのリストアップが必須。
そして1時間で約250万人、1分で約4万人の子供たちをリストアップしていることになります。
とてつもない数ですね。
もちろん1人でやっているわけはないと思います。
ただ1人でやっていないからこそ、自分の納期+手伝ってもらう相手の納期まで考慮しなければなりません。
自分と相手の進捗具合が1日のリストアップ数の2500万人に届いているかどうかを
把握しなければならないこの時期のサンタクロースは納期の鬼となっているでしょう。
【2】巻きコミュニケーション:プレゼント配送
次はプレゼントの配送です。
10億人の子供たちへ25日の就寝時間中に配送していることになります。
まずはこれがどれだけ大変なことかを考えてみます。
2013年度の日本の宅配便の取り扱い個数は36億3,688個です。
年間の配達数の4分の1以上を1日で配達するのですから
これだけ見ても1日のうちに10億個を配送する大変さがわかります。
これを実現できているサンタクロースの
ビジネススキル②は巻きコミュニケーションです。
どう考えても1人では不可能です。
巻きコミュニケーションとは
1人ではできない仕事を他の人をうまく巻き込んで、
その仕事を全うするスキルのことです。
ではこの場合誰を巻き込んでいるのかというと
・宅配業者
・親御さん
・トナカイ
ではないでしょうか。
宅配業者は必須で、子供たちのベッド付近、もしくは靴下の中に
プレゼントを入れるとなると親御さんとの密約も欠かせません。
ではどれほどの人数になるのか想定してみます。
・まずは宅配業者
1日で10億個を配送するとして、
宅配業者の1日の配送数を170個とすると、
100,000,000個 ➗ 170個 / 人 = 5882,352.94 人
5882,353人の宅配業者
・次に親御さん
1世帯あたりの子どもの数を1.5とすると
1000,000,000人 ➗ 1.5 人 / 世帯 = 666,666,666.6 世帯
全部で666,666,667世帯になり、
親御さんの片方に依頼するとします。
666,666,667人の親御さん
以上より
5,882,353人の宅配業者 + 666,666,667人の親御さん = 672,549,020人
約6億7千万人となります。
そしてサンタクロースの移動手段であるトナカイへの
根回しも欠かせません。
25日当日は何かしらのトラブル対応のために
サンタクロースも大忙しです。
よって当日は馬車馬のようにトナカイは働くことになります。
事前の根回しと感謝の気持ち、当日までのトナカイのコンディションチェックも欠かせないでしょう。
つまり約6億7千万人の人とトナカイを巻き込んでいるのです。
6億7千万人って日本の人口を余裕で超えてますね。
一流のビジネスマンでも6億7千万人の人とトナカイが携わるプロジェクトなんて聞いたことありません。
恐るべし、サンタクロースです。
【3】KPT:配送後のフィードバック
最後に配送後のフィードバックです。
これに必須な
ビジネススキル③はKPTです。
KPTは、
【1】K:keep=今後も続けること
【2】P:problem=問題なので、やめること
【3】T:try=今後、試してみたいこと
の3つのフレームワークで考える方法です。
ビジネスにおけるプロジェクトのフィードバックの定番です。
サンタクロースの場合のKPTは
Keep=よかったこと
・時間通りに配送できた
・一般の人にばれなかった
Problem=悪かったこと
・早く着きすぎて子供たちがプレゼントの存在に気づく
・依頼していない方の親御さんが出て、少し戸惑う
・留守の世帯があり、遅延
Try=次に試すこと
・ドローンでの配送を検討
・プレゼント到着1時間前にTEL
・来年の求人募集のための写真撮影(特に子供たちの笑顔)
このKPTが来年度の予算取りや見積もりに
大きく関わってきます。
このKPTなくして来年のクリスマスはないでしょう。
1世帯を1案件として
全部で66,666,667案件を分析する必要があります。
これを12月下旬〜1月にかけて行っていると考えると
サンタクロースは抜け目のない男ですね。
たとえクリスマスが終わっても休むことは許されないとなると
気の毒にも感じますが。。。
まとめ
結論、やはり
サンタクロースは抜群にできるビジネスパーソン
でした。
ただし、上記で説明した
納期管理・巻きコミュニケーション・KPT
はサンタクロースだけが持ち合わせている力ではありません。
ビジネスマンにとっては当たり前のスキルです。
ただサンタクロースがこの力を
神がかりな的なレベルでこなす人材なだけなのです。
この力をサンタクロースとまではいきませんが
高いレベルでできる人が社会で求められているし、活躍しているのではないでしょうか。
ちなみに下記の記事では(分析内容は異なりますが)
サンタクロースの年収は3600万円だそうです。
やはり、こやつできる!!!
http://heikinnenshu.jp/tokushu/santa.html
逆に年収3600万円を手に入れるには
このぐらい働かないといけないのかもしれません。
世の中甘くないですね。
(引用元・参考元)
・2013年度の宅配便の取扱個数は36億3,668万個に、ヤマト・佐川・日本郵便が全体9割を占める
URL:http://hajimeteweb.jp/news/details/140725_03.php
・1日何件運ぶのか
URL: https://tenshoku.srad.jp/%E6%9C%89%E9%99%90%E4%BC%9A%E7%A4%BEYAMATO+WORKS/743541