11月、寒くなってきましたね。人肌が恋しい季節。毛布から出られない、インターン生のまっすーです。
突然ですが皆さんは「ぼっち飯」していますか?
サークルも引退し、授業も重なっている友人は少なくなりはじめ各々の道へ。なんだかんだ誰かとご飯を食べる、なんてことは昨年に比べて減ってきた。やっぱり一人のご飯はナンダカサミシイ。食べることが作業に感じる……。
このように、普段絡んでいた人と共にする時間が少なくなりぼっち飯が増えたという方、いらっしゃるのではないでしょうか。
人肌恋しい冬……せっかくなら友人と共に鍋をつつこうじゃありませんか。
題して「たまには誰かと食卓を囲もう。~みんなでおいしくお鍋大作戦~」!
今回は私がビジネス上でいただいたアドバイスを絡めながら、忙しい友人をその気にさせて鍋パ開催に導くコツをお教えしますっ!!!
「……友人を鍋に誘ってみても『忙しい』と言われてうまくいかないのだけど。」
と断られがちなそこのあなた、必見です。
交渉での失敗談
~人にお願いをするときに大切にすることは4つ~
私は最近Dekiroute[デキルート]でインタビューを担当しています。相手を見つけるのに、とにかくあらゆる手段でアタック交渉しているのですが、交渉スキルが乏しくインタビューにこぎつけるまでに悪戦苦闘。
そう、それはまさしく完全Dekinairoute[デキナイルート]……。
困った末、対応について上司であるタバシさんに相談すると、4つの大切な要素を教えてくれたのです。
今、交渉が難航しているのですが、結論、最後に私がお送りしたこちらのメールの何がいけなかったのでしょうか?
……なるほど。おそらく『人を巻き込む』ことができていないために返信がもらえなかったのだと思います。
『巻き込む』という意味がイマイチピンときません。詳しく教えてください。
『巻き込む』とは、例えばAさんがまっすーさんからお仕事の依頼を受けた際、『この人になら力を貸してあげてもいいな』という気持ちになってOKを出すまでを気持ちよくリードするという意味です。
仲良しの人なら一声かければ、たとえ自分が忙しくても、力を貸してしまうことはあるでしょう。しかし、知り合い程度の人、ましてや見ず知らずの人は往々にして『自分にはメリットないから』と断ってしまいがちです。
ただし、見知らぬ人でも次の4つの要素が揃っていると、ついつい力を貸してしまうようです。
- 【1】期待を示された:「『あなたじゃないとお願いができない』と特別感を出す」
- 【2】メリットがあると感じられた:「頼みを引き受けたら、『こんないいことが自分にもある』と感じさせる」
- 【3】目的や狙いがしっかり伝わった:「『どうしてこの企画を自分とやるのか』をはっきりさせる」
- 【4】熱意をスピード感とテンポで証明され続けた:「返信に対して即座に反応する」
……なるほど!誰かに一発でお願いをOKしてもらうには、これから頼みたいことに関してしっかりと考えているよという証拠をまず見せることが大切なのですね!
メールを見返してみると、ただ単に『あなたにはこの仕事をしてほしい』としかメールには記載していませんでした。【1】期待、【2】メリット、【3】目的のどれも明確に伝えられておらず、わざわざ時間を割くほどのお願いとしては伝えられていません。
この仕事をすることがどれだけの影響を生むかまで伝える、つまりこの仕事を『盛り上げる』ことができれば、きっと相手は忙しくても手を貸してくれると思いますよ!
一つ一つの仕事を一大プロジェクトにして盛り上げるということですね。演出するということは視点にありませんでした! ありがとうございます!
仕事の失敗は、実は鍋作戦に通じるものがあった?! ~実践編~
実はこの4つの要素は、忙しい友人を誘って鍋を開催する、という目的を果たすためにも十分使えるワザなのです!
そもそもなぜ友人は誘いを断るのでしょうか?
自分が誘いを断るときの理由をざっと思い出してみてください。
- ・ただ単純に先約がある
- ・バイトがある
- ・その日はせっかくの休みだから家でゆっくり休みたい
- ・家事や買い物を済ませたい
いかがでしょうか?ざっとあげてみてもこれだけの理由が浮かんできました。
ここから見えてくる共通点は1つ。
友人があなたの誘いを断る理由は「優先順位の問題」。
つまり、あなたの誘いは上記の理由を押しのけても、というほどでもない。そして「ごめん、その日は無理なんだ」と断られる。普通はここで、「そっか……、また日取り合わせてやろう!」と返すところでしょう。
それでは鍋パを何としてでも開催するためにはどうすればよいのでしょうか?
それは先程の4つの要素と関係しています。優先順位の低い「鍋パ」を、みんなが参加したくなるような面白みのある企画に仕上げればよいのです!
早速、相手とやり取りをしてみましょう。
いかがでしょうか。
はじめ、誘いを断った友人は、
【1】期待(あなたに来てほしい)
【2】目的・事情(今回は誕生日会を兼ねているという裏技を発動)
【3】メリット(みんなで食べる鍋はおいしい)
を伝え、さらに
【4】熱意とスピードで示す(コンマ秒で返信)
ことで、途中参加をしてくれることになりました!
また、ここでのポイントとしては2点。
1点目は相手には、伝えたいことを小出しにし会話を続ける。そして、その過程で鍋パ企画を単なる鍋会という認識から1つの大きなイベントとして盛り上げてゆくことです。
2点目は、ただこちらの要望を伝えるだけでなく、企画の内容を盛り上げ、相手の事情も加味して調整し、相手がなるべく無理なく参加できるように整えることです。
これらのポイントを踏まえて友人とやりとりをした結果、このLINEの主は11月24日においしい鍋を複数人と囲いながら食べるという願望を果たすことができました。
【まとめ】何かするときには誘い方が大事
いかがでしょうか?
誰かと何かするときは「最初の誘い方」が肝心。それは仕事も同じことのようです。人をその気にさせるってなんだかんだ簡単なようで難しいかもしれませんし、乗ってきたときはわくわくします。日常生活も仕事もひととのコミュニケーションが肝心で、ここに境目はないようです。
この冬は、ぜひ色んな人を「巻き込んで」鍋をして身も心もぽっかぽかになりましょう!